
トロンボーンの運指がわからない、、、

ポジションを早く覚えたい
という方向けに今回記事を書きます。
初心者向きに記事を書きますので、初心者でもわかりやすいように簡潔に説明していきます。
超初心者でそもそもポジションの位置がわからない方は、こちらのポジションの位置に関する記事もご覧ください!
この記事でわかること
・ポジションを覚えるコツ
・ポジションを覚えるための練習方法
トロンボーンの仕組みを理解し、慣れてしまえば意外とすぐにポジションは覚えられるので、安心して下さい。
少しでも早く上達できるために運指(そもそも指は使わないので運腕?)を覚えるコツと練習方法を書きましたので、ぜひご覧ください!
トロンボーンの運指(運腕?)を見てみよう
こちらがトロンボーンの運指です(どーん!)

本当はもっと数がありますが、今回は初心者向けということで主要なものに留めています。
『V』と書いているところはF管のバルブを使用した時のスライド番号です。
まずはこの表を覚えましょう
トロンボーン何年も吹いてるのに覚えていない人、実はかなりいます…!
九九を覚えないと算数をするのに困難なのと同じように、この運指を覚えない限りは演奏も困難になります。

ちょっと無理かも、、、
大丈夫です!心配しないでください!
もちろん覚えるコツも書きますので、最後まで是非読み進めてください。
さて、上記の表を見てわかることは何でしょうか?
まず第一に、
ポジションが手前に来ると半音上がります。
そしてポジションが奥に行くと半音下がります。
これはスライドの管が長くなったり短くなったりすることで、音程を変えているからです。
これをまず理解しておきましょう。
スライドの運指を覚える上で役に立ちます。
第二にわかる事は、
音によっては可能なポジションがいくつか存在します。
いわゆるこれが「替えポジション」です。
音域が上がれば上がるほど、替えポジションの数は増えていきます。
そして第三は、
音によっては通常のポジションよりも高めにしたり低くしなければならない箇所もあるということです。
(つまり−4と書いているところは、少しだけ5ポジションに近づけて低めに演奏するとちょうどぴったりの音程になります)
以上のことに注目しながら表を覚えてみてください。
❶ポジションが手前に来ると半音上がります。ポジションが奥に行くと半音下がります。
❷音によっては可能なポジションがいくつか存在します。
❸音によっては通常のポジションよりも高めにしたり低くしなければならない箇所もある
ポジション(運指)を覚えるためのコツ

どんなに頑張ってもポジションが覚えられない、、
こちらのお悩みを抱えてる方はたくさんいるのではないでしょうか?
この場合、
ポジションを覚えられない=ポジションの位置ではなく、
「出したい音に対して何ポジションで吹けば良いのかわからない」
という内容に対する解決策をご提示します。
さて、ポジションを覚える上で大事なことですが…
吹きながら覚えましょう!
早く運指を覚えるには運指表とずっと睨めっこするよりも、とりあえず吹いてみるのが1番早く覚えられます。
練習なので、間違えても大丈夫です。
間違えを恐れずトライ&エラーを繰り返すうちに自然に覚えます。
ただし、ここで1つ注意点!
ここで注意すべきポイントは、
「楽譜に書いてある音と実際に出ている音が合っているかどうか」です。
ポジションが合っていても、実際には違う音が出ていては意味がありません。
そこでピアノやチューナーなどを使用しましょう。これらのツールを使うと正しい音程を確認することができます。
こちらのチューナーがスタンダードで使用者も多く、メトロノームもついていますので、こちらをオススメします。
ポジションを覚える練習方法
ここからは実践編として、覚えるための練習方法を書いていきます。
練習方法は以下の2つ!
- 楽譜にスライドの番号を書いて覚える。そして音とスライド番号が一致できるようになったら消す!!
- 覚えるまではゆっくり練習
❶楽譜に運指を書いて覚える
というわけで、吹いてみるわけですが、、、闇雲にやっても難しいでしょう。
初心者の方は、まずは練習する楽譜に運指を書いて覚えましょう。
はい、
早速ですがここでコンクールとかで演奏予定の楽譜を使うのはオススメしません。
まずは白玉音符ばかり書いているようなロングトーンや基礎練習などの簡単な楽譜から練習することをオススメします。(いわゆる教則本やエチュードの最初の方のページ)
さて、その音の上にポジションの番号を書いてみましょう。
書き終わったら、その番号を見ながら練習します。
そして最後に、ココ大事です!
ポジションをある程度覚えたら、メモをしたポジションの番号を消しましょう!
いつまでもポジションの番号が楽譜に書いてあると、それに頼ってしまい、なかなか覚えられません。
ここで覚えることは、「1、5、3、4」みたいなポジションの数字を覚えるのではなく、
「何の音がどこのポジションで出るか」
ということです。お間違いなく!
そうしないと他の曲に応用が全く効きません。
消した後はミスが起きますが、怖がらないで下さい。
バンバン間違えながらその都度覚えて修正していく方が、早く覚えられます。
- 簡単な楽譜に運指を書く
- メモをした運指を見ながら練習
- もし音がわからない場合はピアノやチューナーを使用する
- どのポジションで何の音が出るか理解し、覚える
- 運指を覚えたら楽譜からメモを消す(ここ大事!!)
覚えるまではゆっくり練習
こちらも練習の仕方についてのコツです。

先輩のように早く吹きたい!

先生のように早く上達したい!
早く覚えたくなって焦る気持ちはすっごくわかります!
しかし、「急げば回れ」ということわざがあるように、まずは慌てずゆっくり正確に練習しましょう。
ちなみに、これはどんな練習でも鉄則です。
スライドの位置と出ている音程をきちんとチェックしながら、身体に感覚を覚え込ませていきましょう。
先述したポジションを楽譜に書いて練習する方法も面倒くさくて時間はかかりますが、正確に確実に早く覚えることができます。
- 慌てずゆっくりの練習が鉄則
- スライドの位置と出ている音程をしっかりチェックする
- 丁寧で確実な練習の方が早く上達する
今回はポジションを覚えるコツについて書いてみました。
覚えるまでは大変かもしれませんが、慣れれば意外と大したことないので、確実に覚えていきましょう!
先ほど述べたようにポジションを覚えるのは九九と同じようなもので、基本中の基本です。
スライドを制するものはトロンボーンを制します。
覚えればたくさん応用ができて上達の手助けになりますので、頑張って覚えてみてください!
それでは!
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